国際恋愛とライフスタイルの違い
ライフスタイルは人によって様々ですが、国によっても大きな違いがあります。
同じ国で生まれ育った人同士では普段無意識に理解し合って当たり前のように感じていることでも、違う国の人と出合い、一緒に同じ時間を共にすることになると大きな「生き方の違い」に遭遇します。
出会いの場でも、相手の男性のライフスタイルと自分はマッチするのかということを考える外国人女性は多くいて、どんなに人柄がよく格好良くても、あなたの「生き方」が彼女と合わないと断られる、ということもよくあります。
ライフスタイルの違い
人によっても様々ですが、文化的にだいたいその国の大衆はどういうライフスタイルなのかというのを例に挙げてみます。
- 日本人は、1に仕事、2に仕事、3にSNS、4にテレビ。
- メキシコは、1に家族、2にデート&ダンス、3に雑談、4に仕事。
- アメリカは、1に自由&自己主張、2にパーティー、3に家族、4に仕事&デート。
- ジャマイカは、1に音楽、2にクラブ&ダンス、3にデート、4に家族。
ランダムで大雑把ですが、4ヵ国を例に挙げてみました。
大体の意味は伝わりましたでしょうか?
このように国によって優先する事や考えることが違います。
同じ国の人同士ならそのライフスタイルが社会に溶け込んでいて、みんなそれが当たり前だと思っていることが多いですが、国際恋愛になると相手の違う生き方というのは理解されないことが多いです。
自分の普段の「当たり前」だと思っていることが通じないんです。
ジャマイカを例にとってみると、多くの日本人からすれば「なんでそんなに音楽とかダンスが人生で一番大事なの?」と思うかもしれません。
でも逆の立場からすると「なんで日本人はそんなに仕事に明け暮れているの?」と思っています。
こういう感じで、お互いが通じないと言いますか、なかなか理解されないんですね。
ライフスタイルは幼いころから長年に渡り染みついた環境でもあるので、国が違えば考え方の「基盤そのもの」が違います。
国際恋愛になるとこの基盤の違いをお互いの私生活に合体させることになりますから、それは簡単なことではないわけです。
最近では日本人のライフスタイルは昔に比べて大きく変わりつつあります。ですが、基本的に仕事を優先させるという考え方の人が多いです。
職場と家の往復という生き方をしている人も結構います。日本では仕事が人生の大半を占めているという感覚です。
多くの他の国では仕事は人生の一部に過ぎず、他にもっと大事にしている時間がたくさんあります。
アングロサクソン系の国では毎日平日の夕方5時にはスポーツバーでみんな飲んでいます。
カリブ系の国では結婚していても女性はドレスアップして旦那とクラブへ出かけるのが普通です。
中南米、南米ではほとんどの人が家族志向で、何があってもとにかく普段から家族主体の考え方なので、家族みんなで行動する機会が非常に多いです。
国によっては週末やホリデーだけでなく、毎日家族でテーブルを囲んで食事をするのが当たり前というところもあります。
他には宗教的なファミリーになると、毎日の生活も宗教的で、食事の前にお祈り、出かける前にお祈り、日曜日は教会、空いている時間に聖書の勉強とか、宗教的なライフスタイルの人も意外といます。
このように、文化や国の違いで「生き方」が極端に違います。
ライフスタイルの違いは恋愛にどのように影響するのか
お互いにライフスタイルの違いをストレスなくずっとシェアできていれば何も不満を感じることはありません。
ですが、国際カップルになると当然のように普段の生き方の違いが恋愛に影響してきます。
初めは譲り合っていたことでも、恋愛が長くなればなかなか融通が効かなくなり、自分の生き方をお互いに主張するようになることだってありえます。
ではライフスタイルの違いはどのように恋愛に影響するのかを考えてみましょう。
外国人女性が日本人の彼氏にうんざりしてしまうケース
日本人男性のよくあるケースとしては、お仕事以外の時間がなかなか取れず、日々がマンネリ化していて外国人女性の相手に呆れられるといったことがあります。
大体の日本人は、普段忙しくて仕事と家の往復が基本です。
空いた時間はSNS、帰宅するとテレビ、通勤電車の中ではスマホゲームと、習慣化しています。
仕事以外の時間でも会社の人との付き合いがあり、家に帰ってもいつも疲れていて誰とも話が弾まないし、面白くない、という感じの生活を送っている人が結構います。
これってでも日本人同士なら結構普通といいますか、理解ができるんですね。
それだけ社会全体に同じようなライフスタイルの人が多く溶け込んでいて、みんな当たり前の日々と感じているわけです。
ですが、他の国の人にとってはこういった生き方は理解ができません。仕事のことばかり考えていて、つまらない、人生がないと感じるわけです。
また、日本人は他人に無関心で孤立しているというイメージもあります。
よく聞くのは「仕事以外に人生はないの?」とか「彼はクレイジーだ。」とか「つまらない人生だ。」など色々です。
海外では男性に出会うときにどういったライフスタイルを送っているのかというのが気になる女性が多くいて、出会いの場では必ず話題になることなんです。
相手の女性がせっかくあなたの人柄を気に入ったとしても、普段どういう生活をしているのかを聞いた瞬間に「私には合わない。」と一瞬で判定が下ることってよくあるんですね。
こういった会社や仕事に偏った人生だと、例え相手とお付き合いに発展しても、後に必ず恋愛にひずみが生じます。
出会った当初は我慢できていても、日を重ねる度に相手がつまらなさを感じ初めます。そのうち、「うちら付き合ってる意味は何なの?」と思うようになってしまいます。
エンディングの予兆が見え隠れしている時には「浮気」や「喧嘩」にも発展しかねません。
日本人の旦那さんを持つジャマイカ人の女性から日本の生活についてお話を伺ったことがありますが、「日本は好きだけど、ライフスタイルがまるで刑務所みたい。」と言っていたのが印象的でした。
結婚しても夫婦ともにナイトライフが充実している国から来たような人は、日本の会社員の生き方なんて到底合わないんですね。
合わせようなんてほぼ無理があります。
日本人としては、「仕事だからしょうがない。」という感覚なんですが、相手からすると理解ができない、という矛盾が常に二人の間にあって消えることはありません。
日本人男性が相手の国のライフスタイルにうんざりしてしまうケース
日本人男性のライフスタイルに不満を感じる外国人女性のケースとは逆に、日本人男性が彼女のライフスタイルの違いに不満を感じるケースもあります。
例えば、もの凄く宗教的な家庭から来た彼女で、週末は必ず教会へ行くことが当たり前で、周りの人間の考え方もみんなその宗教に基づいていて、自分の私生活にまで影響が出てしまうといったこともあるかもしれません。
それ以外には、彼女の家がすごく家族志向のファミリーで、どこへ行くにも何をするにしても相手の家族が絡んでくるということもあるかもしれません。
こうなってくると、個人主義の人からするとプライバシーを確保したくなります。または、彼女との二人の時間をもっと取りたいという思いも出てくるかもしれません。
今までにない慣れない生き方が相手によって自分にも強要されてしまうと、必ずいずれはストレスや不満に変わってしまいます。
ライフスタイルの違いを両立させるためには
生き方の違いを「明日から変えてほしい」と相手に願っても、変わりません。
お互いにです。
人を変えようと頑張っても労力と時間の無駄に終わります。
もしそれがその人の生き方であるのであれば、実際は相手を受け入れる方が早いしスムーズです。
じゃ自分の生き方はずっとフル無視されたままですか?ということなんですが、そうではなくて、「自分の生き方はこういう生き方である」というのをどこまで相手が受け入れるかを観察して、自分も行けるところまで足を伸ばすという手段を取るということです。
こういう駆け引きは結婚すればもっと多くなり、どちらかの主張が強いと片方は譲歩するしかなくなるんです。
女性側にも男性側にも両方に言えることですが、お互いが主張し合うとか、どちらかが折れるとか、こういう状況は恋愛である限り、違う者同士が一緒になるという時点でどうしても避けられないことなんです。
これはもう上手くやって行くしかないんです。
相手があなたの生き方が気に入らないのなら、「自分はあなたの生き方をリスペクトしているよ。」と言ってあげたらいいです。
両立させるためにはお互いが間を取って考えるしかありません。
違いを指摘しあっても何も進まないので、大きな器を持ってお互いがオープンに考える必要があります。
もし相手が頑固で間を取る気がないとなると、あなたがその頑固にどこまでついていけるかになります。
逆にあなたが頑固でライフスタイルをちょっとばかり相手に合わせてみようかなという気が全くないのならば、これは相手があなたの頑固にどこまでストレスなくついていけるか、ということになります。
出会いの場では相手の生き方というのはなかなか見えない部分もあって、付き合い始めて後々に問題になってくるということのほうが多いです。
最悪の場合結婚するまで気が付かなかったということもあります。
このライフスタイルというのは相手の人生をもの凄く大きく左右する部分なので、初めの時点でお互いによく理解しあって自分の生き方とマッチしているかというのと、お互いにどこまで譲り合いが効くのかを観察しなければなりません。
日本人男性がライフスタイルを人に伝える時の注意点
日本人の仕事に偏ったライフスタイルは日本以外では基本的にいい印象はありません。
外国人女性に出会ったときや自己紹介するときは、ガチガチに日々のルーティン化した仕事の話をするのはマイナスなイメージです。
「会社に行くのが嫌だな。」とか思いながら生活をしている人は、そういったネガティブな思いを出会いの場に持ち込むと、瞬く間にダメな印象の日本人男性として見られます。
「きっと面白くない人なんだろうな。」と思われるだけです。
ネガティブな思考、雰囲気を一切とっぱらわないと女性は寄り付きません。
もし仕事のことを聞かれたら、今はこうゆうことをしているけど、将来的にどうしたいという夢を伝える方があなたのビジョンが相手にとって分かりやすく、印象もよくなります。
もし日々のルーティン化した話題しか思いつかないときは、その中でも特に自分が楽しんでいることをメインに引っ張り出す方があなたに対する評価もよくなります。
注意する点は、「ネガティブなことを女性の前に持っていかない。」ということです。