どこでもありがちなマイクロアグレッションについて
お疲れ様です。
最近はどこもコロナウイルスのニュースや話題ばかりですね。
感染拡大が世界中で起こっている真っ只中ですが、皆様ご無事であることを願っております。
ということで、今回はこれに因んで私がついこの間経験したことを交えてお話ししようと思います。
コロナの話はあまりに多い話題なのでまたかと思うかもしれませんが、これからのグローバルな出会いを求めている人や海外にお住いの男性、外国人彼女募集中の方には関係のあるトピックかなと思ったので、お話しします。
マイクロアグレッション(microaggression)というワードをご存じですか?
英語圏で使われている表現で、いわゆる直接的な差別ではないのですが、遠回しにあなたを指さして、見た目から連想される人種がらみのネガティブな発言をすることです。
直接的ではないけど、隠れた差別意識がベースにあって、それがついつい出てしまうというような、そんなニュアンスです。
まぁ、大抵の場合は決めつけや偏見です。
基本見た目だけで判断している無知な人がやらかす言動です。
日本にお住いの方はまず経験することはないと思いますが、海外にいるとたまに遭遇する時があるかもしれません。
それで、何があったのかというと、全然大したことではないのですが、私今メキシコにいまして、日本よりも数ヶ月遅れでコロナウイルスがついに到達したわけですが、この間、私の子供と一緒に公園を散歩していると、どことなくガキんちょが寄って来て「チャイニーズ!コロナウイルス!」と、叫ばれたわけです。
若干の距離はありましたが、明らかにオレのことを言ってるなぁと、秒速で察しました。
うちの嫁さんは日系メキシコ人で、血統はミックスなので見た目はどことなくアジアンな感じもありますけど、人の中に紛れていると違和感ないどっちでも対応可な感じなんでこっちでは目立たないのですが、私自身は純和風のもろイーストアジアンな見た目で弥生系民族的な、どのアングルから見てもアジア人なので、まぁ日本から出ればチャイニーズ、コリアン、ジャパニーズ、ベトナミーズと色んな国の人に思われるわけです。
ん~。。ジオグラフィック的には大体位置はあってるけど。。
海外いる人は分かりますよね?
こういったシチュエーション、よく遭遇するはずです。
話は変わって、別の日にコストコへ行ったんですね。
トイレットペーパーやらの争奪戦が行われている中、人ごみをかき分けていると、目の前にいた女の子が小声で「チャイニーズがいる。」と隣のお友達に私をチラ見しながら言ってる感じで、それしか聞き取れなかったのですが、こっちの完全なる決めつけをしてしまったという、「はいはい、ウイルスって言いたいんだろ。」と。
その女の子はそういうつもりではなかったのかもしれませんが、こっちが敏感になりすぎてしまいました。
私が経験したのはただのこの二件だけで、別に何の大した話ではないのですが、私以外の人で直に差別を受けた人やマイクロアグレッションにちょくちょく遭遇する人はたくさんいます。
例を挙げるときりがないですが、アジア系アメリカ人がN.Y.で公共の乗り物を使用した時に起こった話で、電車に乗った瞬間に周りが明らかに避けたり、タクシー乗ろうとしたら運転手に車の窓を閉められたり、バスに乗ると周りの目線を感じすぐさまコロナの話を始めたり、といったようなことです。
私はアメリカ、カナダの両国も住んでいましたが、アングロサクソン系の移民の国はこういったの多いです。
今はメキシコへ来ておりますが、実はこの国は人種差別的な人は意外にもほぼ基本的にはいないです (上の大国に比べて) 。
ですが、この度コロナの件でメキシコの別の町で日本人の知り合いが道を歩いていると、大学生の女の子がやってきて、ウイルスを持ち込まないでくれと言われたそうです。
誰も差別という捉え方はしていませんが、言われた当本人の気分はよろしくないはずです。
この町はアメリカ市場向けの日本の自動車メーカーのプラントがたくさんあるところで、日本人の出張者や駐在の人が多いのですが、中南米で有名な大学もあって、中国人留学生がこの度コロナ発生と同じ時期に集団で入国してきたということもあり、アジア系に対して警戒が強いんです。
この話は中国から感染が拡大し始めた初期段階の時で、まだヨーロッパや別の国へではあまり確認されていない時期です (1月中旬ごろ) 。
結局この国にコロナが初めに入ってきたのは、イタリアへ渡航したメキシコ人と南米からの別のフライトでメキシコに入国したアルゼンチン人から広まっていき、今度はアメリカのデンバーへ渡航した人が持ち込み、各方面から広がっていったわけです。
今のところアジア人の感染者は報告されていないです(これからかもしれませんが)。
別の人種からのネガティブな目線や偏見にどう向き合うか
さて、本題に入っていこうと思いますが、あなたはこういった別の人種からのネガティブな目線や偏見に直面した時に「国際的な出会い」というものをどのように捉えていますか?
消極的になったり、怒りを覚えたりと影響されていませんか?というのが今回のテーマです。
みんなが自分のことをネガティブに見ているかもしれないといったような被害妄想になってしまったり、自分は日本人だから誤解されたくないといったような優越感を主張してみたり、むきになってしまう気持ちを持っていませんか?
これも性格で、何を思われてもまったく気にしない人、もの凄くシリアスに本気で考え込んでしまう人など、人によるとは思いますが。
今回はたまたまコロナでこうなっていますが、コロナじゃなくても一部の人種へ向けて偏見の目で見る人は海外にいるといつの時代もあります。
あなたにお伝えしたいのは、もし今後どこか海外で誰かから変な目線を感じたとしても、全員が同じように思っているわけではないということを忘れないでください。
こういったシチュエーションに一回でも遭遇すると、その国のイメージ全体や全員までを疑ってしまいそうにもなりかねませんが、実は意外とマイノリティに遭遇しただけのことなんです。
どこの国に行っても理解力があって世界の国や文化の情報や人種についての知識が豊富な人もたくさんいますから、レイシストだけで構成されているわけではないということです。
もちろん日本に滞在している外国人の人は日本のことを熟知している人がほとんどですし、アジア圏の国々の知識も深いですから、偏見を持って日本に住んでいるような人は普通いないです。
もしも仮に、偏見やレイシストに遭遇したら、本気になったら負けです。
人種差別は結局は「無知な人」ですから、右も左も分かっていない人にシリアスに向き合っても時間の無駄なのです。
外国人女性にアプローチをするときも同じですが、アジア人に対しての偏見を持っている女性やその周りの冷笑的な男性陣も世の中に実際います(とは言えごく少数派です)。
基本的にはこういう人とは時間を無駄にしないほうがいいですし、取り合っても最終的に何も生産性がないので、お互いにいい結果にはならないことが多いです。
それで上手くいってお付き合いしたとしても、やっぱり根底には「無知な性格」がベースとしてあって、学ばないんですよねこういう人。
一緒にいて疲れますし、毎回説明したりするのも嫌になります。
私はこういうくだらないシチュエーションに何度も遭遇して、何て言ってやろうかとか、どうやって勝つかとか、むきになっていた時期がありました。
今思えば全て時間の無駄でした。
負けず嫌いな性格が災いしまして。
あなたがもし、どうしてもこういう人たちを負かしたいと思うなら、上手く冗談が使えると簡単です。
むきになったり本気になると必ず負けますので、その逆をいけばいいのです。
ものすごく冷静に自分に対してジョークが言えるようになれば、相手のガードも下がります。
とはいえ、レイシスト的な人とは取り合わず、一瞬でご縁を切ったほうがいいです。
男にとって出会いとお付き合いはかなりのエネルギー消費ですし、お金と時間とエネルギーを使用するというのは投資です。
マイナスになって戻ってくるような投資に目をつけてはいけません。
良い出会い、良い交際関係、善い人へ巡り合いたいという気持ちがあるのなら、投資先をよく考えたほうがいいです。
時間は非常に大切な資源ですから、無駄にこだわったりしていると自分の人生自体に損失や赤が多く出ます。
今回言いたかったことは、本気で取り合っても限りなく時間の無駄になる女性と、非常にお互いに意味のある生産性の高い有意義な時間を過ごせる女性といますので、無駄なこだわりを捨ててリターンがプラスになって戻ってくるエネルギー投資をしていきましょうというお話でした。
異国の地で後味の悪いことは誰でも必ず何年住んだって遭遇する時はします。
だけど、同じ国にその真逆の素晴らしい人間も必ずいるのも事実ですから、すぐにプラスやポジティブな方向へ切り替えることが時間の損失を防ぐカギです。
まだまだコロナの終わりが見えず、いろんなところで多くの人が大打撃をくらってますが、皆様くれぐれもお気を付けください。
ではまた次回お会いしましょう。