ミスターナイスガイとは
英語圏で俗語で使われている表現で、名前の通りその意味は、「人の良い男性」で何でも頼み事を聞いてくれるような優しいタイプのいい人です。
このミスターナイスガイは特に女性に対しての対応の仕方や口説き方で使われる表現です。
女性にモテたいがために、過剰になんか良くしようとしたりするような男性です。
ミスターナイスガイの特徴は、アプローチがソフトで相手をよく褒めます。知り合って間もないけど女性に何かと親切です。
女性の言っていることに合わせようとしたり、お願いをされると「Of course!」って言ってなんでも引き受けちゃうような感じです。
勘定も全部払います。彼女の出る幕がありません。
彼女のために率先して何でもしちゃいますという男性です。
ミスターナイスガイがモテない理由
特に欧米では、人の良い男性って別に女性にとっては魅力的じゃないんですよね。
世間的には人が良いって素晴らしいですし、そういう人がたくさんいれば世の中も良くなりそうなのに、なんて思うわけですが、でも女性ウケはとなると魅力的じゃないんです。
その理由は、知り合って間もないような関係では特に、女性に良くしようという試みは男性の意図していることがバレバレで、女性からするといきなり結末に迫られているような感じがするんです。
しかも興味がない男性に良くされても、嫌な感じになるだけで、何一つ嬉しくないし追い払いたくなるわけです。
相手から好感をえようと良くしている行為なんですが、実は言い方を変えると「非常に雑な迫り方」なんです。
やってることは子供だましのようなもんで、「あめ玉あげるから」って言ってるのと変わらないんです。相手は大人の女性ですから。
男性に魅力を感じる女性のスイッチは、相手に良くしたり、ほめたりとかそういうことじゃないんです。
これは、「男の価値」に関わることで、知り合って間もない女性に良くしたり、ほめたりすることは、「バリューの低い男」をさらけ出しているようなもんなんです。
女性は自分よりも「低い価値の男」は、自然界の法則でサバイバル上、本能的に選ばない意向があります。
これが特に場所がバーやクラブなど色んな人が入り混じるようなパーティープレイスでは、口説きに来る男性ってたくさんいるので、ミスターナイスガイのような人もゴロゴロいて、「またか。。」ってなっちゃうんです。
そういった理由から一言目で門前払いにするような女性もいます。
「I have a boy friend.」って言ってピリオドを打ったり、時にはきついことを言って追い返す女性もいます。
追い返されて「Oh ok..」って小っちゃくなる男性もいれば、海外では「Fu#$ing Bit&$!」とかって逆上しちゃったりする男もいて、全然ナイスガイじゃないじゃんっていうこともよくあるんです。
特にアングロサクソンの国々ではお決まりのパターンに対しての対処法マニュアルを初めから持っている女性が多いです。
日本人のミスターナイスガイ
結構日本人男性多いんですよね。
国民性からか、知らず知らずのうちにそういった振る舞いになってしまうのか、お人好しな男性と外国人女性のやり取りをよく見かけます。
それで女性側がそこに魅力を感じていて、恋心を抱いているのならオッケーとしましょう。
ですが大抵の場合は「魅力」には行き着いていないはずなんです。
以前に私に、外国人女性から同じ相談がいくつか来ていたことがあって、その一つの例が、「日本人男性と知り合ったんだけど、すごく親切なんだよね。好意でやっているの?それとも本当に良い人なの?」という質問でした。
それ以外には、「もの凄く親切に迫ってくるから、距離をおこうと思うんだよね。」という話もありました。
いずれも好意で迫っているんでしょうけど、相手からすると魅力を一切感じていません。
親切に迫ると心理的に向こうは引きます。
でも、本当にナイスな日本人男性もいらっしゃって、オモテナシを是非という感じで、「好意ではないですよ。」っていう人もいます。
でも、でも、「あわよくば」と心の奥でささやいている系の男性もいますから、分からないもんです。
Mr. ナイス・ガイがモテるという例外
日本人男性はこうだから、と固定観念的に予測している外国人女性も中にはいます。
分かってて、日本人だからって割り切っているということです。
その場合は、その男性の別の違う部分で魅力を感じていることが多く、問題の部分はスルーしていて、相対的にモテているという男性はたくさん例外としてあります。
それとは別に、貧しい国に行くとミスターナイスガイは好感を得やすいことがあります。
モテてるというより、親切な日本人とかオモテナシを逆手に取ろうとするような人もいたりします。
お国柄というのもあって、お金に愛を感じているような人もいたり、はたまたそれがその国の口説き方に近いのか、いろいろあると思いますが、そういった「人の良い男性」がモテやすいといった例外はあります。
こういった例外が通るところでは、アングロサクソン系の国で生まれ育った女性にウケる口説き方をしても、あまり好感は得られないし、むしろ嫌われる可能性のほうが高いんです。
国によって、または女性によっては、逆にミスターナイスガイでいるほうがモテやすということもあります。