人に見られている感を意識してしまう日本人男性
国際恋愛で外国人女性が疑問に思う日本人彼氏の愛情表現について、「彼が人目を気にする」というのがあります。
要は、外で愛情表現をひかえるという日本人男性です。
人目を気にするのは日本人独特で、文化的に「人前ではこうしなければいけない」とか「場をわきまえる」というような暗黙のルールが日本にはありますよね。
こいったことから、人前でのふるまい方に気をつけるあまり、大人になった時にシャイな人が多いです。
特に恋人同士の愛情表現を外では控えるというカップルが目立ちます。それがまた無意識で、むしろ国民性というぐらい多く日本では普通です。
そんなの関係ないと振り切って、全く人前で何も気にしない日本人も中にはいますが、少数派な印象です。
逆に、相手が外国人なら周りに目立とうと、オーバーアクションでわざとらしい見せつけるような日本人もいますが、そういう人はほとんどの場合は日本人女性と外国人男性のカップルに多く、日本人男性と外国人女性のカップルではほぼ見かけない印象です。
人目を気にする日本人男性というのは、例えば外国人の彼女に待ち合わせ場所で会った時に周りに人がいるからキスができないとか、分かれ際も同じで、電車の中でハグできないといった感じです。
それとか、二人きりなら話は弾むけど、周りに人がいると黙り込んでしまったり、二人でいることが公の場でシャイになってしまう男性です。
こういった人が、人に見られていて恥ずかしいという感覚のある人です。
人前でシャイになってしまう心理
一番の理由は、「場を取り乱してしまうかも」という気づかいからくる心理です。
日本では基本的に公共の場所では、「周りに迷惑をかけてはいけない」という暗黙の決まり事がありますよね。
声が大きかったり、日本語以外の言語で話をしていたり、少しでも目立つことをすると「目線」や「空気」を感じます。
「静かにしろ」と言わんばかりの周りの思いが無言でのしかかってくる感じありませんか?
キスしたりハグしたりっていうのも、人通りの多いところでは場を取り乱すということにカテゴライズされている感じありませんか?
こういった社会の圧迫感が、公の場での個人の恋愛表現にまで影響が及んでいて、心理的に「いや~ちょっとここでは。」みたいな脳裏にストップがかかる日本人男性が多いです。
ですので、日本人男性の考える愛情表現は、ロマンチックで「人気の少ない誰も見ていなさそうな」夜景の広がるとか、そういった場所に限定されているんです。
でも相手が外国人の彼女だと、「わきまえる」とか「取り乱す」とかそういう文化から彼女は来ていないですし、海外どこへ行ってもそんなのないので、家にいようが外にいようが、誰も見ていなかろうが見ていようが、彼女からすれば愛情表現はどこでも関係ないんですよね。
例えそれが交差点のど真ん中だっていいわけです。
日本人男性はこういった文化的な背景があるから、心理的に行動をブロックされてしまう人が多いです。
[単純にシャイな男性]
友達に会った時に、彼女がいるとあまりしゃべらなくなる男性も、人目を気にするのと同じような心理的要因がありますが、単純にシャイということが多いです。
普段は例えば彼女と英語で会話をしているとしましょう。
その時は普通なんです。
でもそこへ日本人の友達がやってきました。
そうすると、友達との会話は日本語になるわけで、彼女と話すときに英語にスイッチしないといけないとなると、英語で話しているところを友達に見られたくないというふうに、一緒にいることが面倒に感じ始める男性がいます。
こうなると、彼女が話しかけても彼の言葉数が激減して、まるで彼女と話をするよりも、その日本人の友達との会話のほうが楽しそうな感じになったりして、彼女との間で変な違和感が生じるんです。
これは単純にシャイだからそうなってしまうんです。
逆に全く気にせずに、周りと彼女には同時通訳のような感じで、誰がいようがバンバン喋って会話を成立させる男性もいます。
そういう男性は彼女からしても違和感を感じないですし、居心地が悪くなることはないです。
人目を気にするほど無駄な時間はない。外での彼女との時間を最優先しよう
世間なんてどうでもよくないですか?
人の目を気にしても、あなたを幸せにすることは一切ないですよ。
他人ベースよりも自分の幸せベースで日々決断し行動したほうが100倍メリットがあります。
育ってきた環境は強いですから、どうしても文化に支配されてしまうのは仕方のないことです。
ですが、本質と意味をよく考えると、重点がどこにあるのかが見えてくるはずです。
あなたと彼女が一緒にいる大切な時間を、名前も顔も知らない世間のよくわからない人たちをへつらうために削るのはそうとうな無駄です。
また、友達は大切かもしれませんが、その場に彼女も一緒にいるのなら、その時間に価値をおかないと、存在が自体が面倒な方向へ傾くと恋愛をしている意味がないです。
シャイだから外では控えてしまうというのは、国際恋愛ではデメリットでしかないので、認めて改善をしない限り永続的にゆがんだお付き合いになります。
もし相手が日本人女性なら文化的なことは問題にはなりませんが。
人目を気にする日本人の彼氏に対して、外国人女性が感じることは「私は何のために彼と一緒にいるの?」と思うんです。
つまり、それだけ彼と一緒にいる時間に最大の価値をおいているのに、彼の方は全く彼女との時間にバリューを感じていないような雰囲気だということです。
大切なのはどこに価値をおくかです。外にいるときも彼女にフォーカスをフル投資しないと一緒にでかける意味がありません。
「周りがどう思う」ということに時間を投資しても何のリターンもありませんし、誰もあなたの人生に得することをしてくれるような他人なんて存在しません。
そんな他人を気にして、場を取り乱してしまうかもしれないというような心境になるのは不覚です。してやられているようなもんです。
それなら全力で一緒にいるときは彼女に向き合うことのほうがリターンが大きいですし、価値ある時間が過ごせます。
世界はあなたのためにあります。国交のないどこかのやばい国にいるわけではありません。
人目だのマナーだの言ったって、法律の範囲内なら、どこでも遠慮なくキスしたりハグしたりの愛情表現をして全く問題ありませんから。
どうこう言う人を気にするほどエネルギー消費をして時間を損していることは世の中ないです。
自分の人生を生きることが最も大切で、彼女と一緒にいるのならその時間を大切にすることこそが最大のバリューです。
人目を気にせず心をオープンにする方法
どうしてもシャイで、「ちょっと外では控えめです。」という人は、いきなり無理やり心を全開にすることはできないのは当然です。
その場合はまず思考から変えていくことが効果的で、彼女との時間に対しての、「理由」、「意味」、「価値」を深く掘り下げて考えてみてください。
そうすると徐々に自分の気持ちに自然に正直になっていくはずです。
完全に自分の気持ちに正直になれれば、世の中の雑音はいずれ消音に変わり、彼女との時間に最大の価値が見えてきます。
その価値が心から理解できれば、普通にオープンに自分の気持ちがどこでも表現できるようになっています。
どこでもオープンに愛情表現ができるというのは、国際恋愛ではマストです。
これは長所ではなく、当たり前なことです。
事態を心理的な要因で恋愛の弊害になっていることとして捉えて、改善へ向けていかない限り恋愛継続に支障が出ますので気をつけましょう。